転職後、新しい職場でうまく人間関係を築けるか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

職場の雰囲気についていけるか不安だな…。

同僚と馴染めるかな?

上司とうまく話せるかな?
転職後は、仕事内容を覚えることはもちろんですが、それ以上に

上司や同僚とうまくコミュニケーションが取れるだろうか?
と心配になることもあると思います。
私自身、30歳で2回目の転職をした際、新しい仕事を覚えることと同じくらい、新しい人間関係に不安を感じていました。
特に上司との関係には不安がありました。
前職では上司とのコミュニケーションに苦労した経験があり、

転職先でも同じことが起きるのでは。
と考えていたからです。
実際、入社直後は上司や同僚とうまくコミュニケーションを取ることができませんでした。
ですが、自分の考え方やコミュニケーションの取り方を少し意識するだけで、入社して3〜4ヵ月が経つ頃には、上司や同僚との関係は徐々に改善していきました。
この記事では、私が転職後に感じた
- コミュニケーションの難しさと原因
- 実際に効果を感じた工夫
- 改善しない場合の対処法
について実体験をもとに紹介します。

転職後に上司や同僚とうまくコミュニケーションが取れなかった3つの原因
転職後は、新しい仕事内容だけでなく、新しい人間関係にも慣れていく必要があります。
私自身、入社直後は

仕事をする内に自然とコミュニケーションも取れるようになるだろう。
と考えていました。
しかし、実際はそう簡単ではありませんでした。
振り返ってみると、うまくコミュニケーションが取れなかった原因は大きく3つあったと感じています。
原因①:そもそもコミュニケーションを取る機会が少なかった
私が配属された職場では、直属の上司と日常的に話す機会がほとんどありませんでした。
入社初日に挨拶をしたものの、その後約1ヵ月間は業務で会話をする機会はほぼゼロでした。

初めてまともに話したのは、入社2ヵ月後の飲み会でした。
入社から約3ヵ月後に15分ほどの面談がありましたが、それまで十分なコミュニケーションが取れていなかったため、お互いを理解する場としては物足りなさを感じました。
また、実際の業務では、上司ではなく現場リーダーから指示を受けることが多いのですが、その現場リーダーともコミュニケーションの機会は限られていました。
毎日の朝礼や業務連絡以外では、分析手順を間違えたときや確認事項があるときに話す程度でした。
その結果、「ミスをしたときにだけ話す」という状況になり、自信を失った状態や委縮した状態でコミュニケーションを取ることが多くなっていました。
信頼関係を築く前に、注意や指摘を受ける場面が多かったことも、コミュニケーションが難しく感じた要因だったと思います。
原因②:お互いの知識・経験の違いを理解できていなかった
私は異業種から転職したため、業界特有の知識や仕事の進め方を1つずつ学びながら仕事を覚えていました。
一方、現場リーダーは会社で10年以上働いており、多くの業務を経験した人でした。
そのため、現場リーダーにとっては「当たり前」の知識やルールでも、私にとっては初めて知ることばかりでした。
しかし、お互いがその前提の違いを十分に理解できていなかったため、

なんでそんなことも知らないの?

なんでそんなミスをするの?
という雰囲気を感じる場面もありました。
もちろん、私自身の知識不足や経験不足が原因だったこともあります。
一方で、転職者はこれまでとは異なる環境で仕事を覚えている途中です。
お互いの知識や経験、これまで歩んできた背景が違うことを理解できていれば、もう少し円滑にコミュニケーションが取れたのではないかと感じています。
原因③:前職と仕事の進め方や文化が大きく違った
前職との仕事の進め方や企業文化の違いも、コミュニケーションに大きく影響していました。
前職では、「まずやってみる」という考え方が強く、個人の裁量で判断しながら仕事を進める場面が多くありました。
また、1人の社員が分析だけでなく、報告書の作成や承認業務、顧客対応まで担当しており、マルチタスクが当たり前の環境でした。
一方、現在の職場では、何よりも正確さが重視されます。
決められた手順通りに分析することが最優先であり、自分の判断だけで業務を進めることは基本的にありません。
判断が必要な場面では、上司や現場リーダーへ報告・相談し、指示を受けながら進めることが求められます。
また、メンバーは分析業務、現場リーダーは進捗管理や承認業務というように、役職や立場によって分業化されています。
このように、仕事の役割や求められる行動が前職とは大きく異なっていたため、最初は

どこまで自分で判断していいんだろう?
と戸惑うことが多くありました。
転職後は仕事内容だけでなく、「その会社の仕事の進め方」に慣れることも、コミュニケーションを円滑にするために重要だと実感しました。

私が実践して効果を感じたコミュニケーションの工夫
コミュニケーションが上手くいかなかった原因を振り返る中で、

相手が変わるのを待つより、自分の伝え方を変えた方が早い。
と考えるようになりました。
もちろん、すぐに状況が変わったわけではありません。
しかし、自分の話し方や伝え方を少しずつ意識することで、以前よりも質問しやすくなり、上司や現場リーダーとのやり取りもスムーズになったと感じています。
ここでは、私が特に効果を感じた2つの工夫を紹介します。
工夫①:分からないことを具体的に質問するようにした
入社当初は、

分からないので教えてください。
とだけ質問してしまうことがありました。
しかし、それだけでは相手も

どこまで理解していて、何が分からないんだろう?
となり、説明しづらかったのではないかと思います。
そこで私は、自分の状況をできるだけ具体的に伝えるようにしました。
例えば、

この部分までは〇〇さんに教えていただきましたが、この先は初めてなので教えていただけますか?

A・B・Cの流れは理解できていますが、Aの部分だけ分からないので確認させてください。
といったように、自分が理解していることと、分からないことを整理してから質問するようにしました。
このような伝え方に変えてからは、相手も状況を理解しやすくなり、必要なポイントを絞って説明してもらえることが増えました。
また、自分自身も「何が分からないのか」を整理する習慣が身につき、質問の質が上がったと感じています。
工夫②:報告・相談・確認を意識して話すようにした
もう1つ意識したのが、「何のために話しかけるのか」を最初に伝えることです。
以前は、いきなり本題から話し始めることがありました。
しかし、相手からすると、「質問なのか」「相談なのか」「報告なのか」が分からず、どのように対応すればよいか判断しづらかったと思います。
そこで私は、

今担当している〇〇の業務について質問があります。

〇〇の業務の△△について確認したいことがあります。
というように、最初に目的を伝えてから話し始めるようにしました。
さらに、判断に迷ったときは自分だけで進めるのではなく、早めに報告・相談・確認を行うことも意識しました。
現在の職場では正確性が重視されるため、自分だけで判断するよりも、早めに確認した方が業務がスムーズに進む場面が多くありました。
こうした小さな積み重ねによって、上司や現場リーダーからも安心して仕事を任せてもらえる場面が少しずつ増えたと感じています。
コミュニケーションは話す回数だけでなく、「相手が判断しやすい伝え方」を意識することも大切だと実感しました。

それでも改善しないときの対処法
ここまで紹介したように、コミュニケーションは自分の伝え方や行動を少し意識することで改善するケースも少なくありません。
しかし、どれだけ努力しても改善しない場合や、精神的な負担が大きくなってしまう場合もあります。
大切なのは、無理を続けてメンタルを崩してしまうことではありません。
そのためにも、「社内で環境を変える選択肢」と「社外へ転職する選択肢」の両方を持っておくことが重要だと思います。
対処法①:異動を検討する
転職を考える前に、まずは社内で環境を変えられないか検討するのも1つの方法です。
会社によっては、公募制度や自己申告制度など異動を希望できる仕組みがあります。
まずは、自分の会社でどのような制度があるのか確認しておきましょう。
例えば、
- 勤続3年以上で異動希望を出せる
- 社内公募制度を活用する
ことで将来の選択肢が広がります。
また、社内報や社内ポータルサイトなどを活用して、他部署の仕事内容や雰囲気を日頃から情報収集しておくこともおすすめです。
異動を考える際は、「今の職場から離れたい」という理由だけではなく、
- 自分が目指すキャリアにつながる部署か
- これまでの経験や専門性を活かせる部署か
という視点で選ぶことが重要です。
環境が変わるだけで、人間関係や働きやすさが大きく改善するケースもあると考えています。

対処法②:転職を前向きな選択肢として考える
社内で解決が難しい場合は、転職を前向きな選択肢として考えることも大切です。
もちろん、短期間で何度も転職を繰り返すことは、選考で不利になる可能性があります。
一方で、「石の上にも3年」という言葉にとらわれて、無理を続ける必要はないと私は考えています。
実際には、2〜3年程度の勤務であっても、その期間でどのような経験を積んだかが重要です。
例えば、
- 専門性を高める経験
- 他社でも活かせるポータブルスキル
- 改善活動やプロジェクトへの参加経験
などを意識して積み重ねておくことで、次の転職でも十分に評価される可能性があります。
私も30歳での転職活動では、転職エージェントから

勤続2, 3年でも求人紹介できますよ。

どんな実務経験を活かせるかが重要で、勤続年数で評価されるわけではありません。
と言われたことがありました。
だからこそ、「いつか転職するかもしれない」と考えながら、自分の市場価値を高める経験を積んでおくことが、30代のキャリアでは大切だと思います。


まとめ ~伝え方を工夫すればコミュニケーションは改善できる~
転職後に上司や同僚とのコミュニケーションがうまくいかず、不安を感じることは決して珍しいことではありません。
私自身、新しい環境では仕事だけでなく人間関係にも悩みました。
しかし、
- 自分が何を理解していて、何が分からないのかを具体的に伝える
- 報告・相談・確認を意識し、相手が判断しやすい伝え方をする
といった小さな工夫を積み重ねることで、コミュニケーションは少しずつ改善していきました。
それでも改善が難しい場合は、1人で抱え込まず、異動や転職といった選択肢も視野に入れてよいと思います。
大切なのは、「今の環境に無理に合わせ続けること」ではなく、自分が安心して力を発揮できる環境を見つけることです。
この記事が、転職後のコミュニケーションに悩んでいる方の参考になれば幸いです。



それではまたっ。

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